こんにちは、ぐっきんです。
「ネフローゼ症候群になると寿命は縮んでしまうのか?」
実際に僕自身もネフローゼを患ってる身なのですが、そんな僕の体験と知識を通してネフローゼと寿命の関係性について書いてみたいと思います。
※僕の場合、微小変化型ネフローゼなので、あくまで微小変化型であるという前提で記事を書いていきます。
ネフローゼと寿命の関係性
結論から言ってしまうと、
ネフローゼと寿命は関係ない
というのが僕の意見です。
僕の体感ではありますが、微小変化型ネフローゼというのは、あくまで一時的な発作のようなもので、その都度しっかりと対応して寛解させれば元の生活に戻ることができます。
僕の場合、寛解してから5年ほど経ちますが、めちゃくちゃ普通の生活をしています。
普通の人と違うのは仕事はフリーランスとして自宅でパソコンを使ってやっているというぐらいだと思います。
プレドニン(ステロイド)を服用していた頃は、食事、疲れ、ストレス、病気、などに気を使っていましたが、プレドニンが切れた後は全く気にせずに生活をしています。
とはいえ、お酒とインフルエンザは要注意です。
僕は過去にそれらで1回ずつ再発したことがあります。
お酒も少量なら大丈夫かもしれませんが、飲み会の席などで調子に乗って飲み過ぎるのは辞めましょう。
後は冬はマスク絶対。これは欠かさないようにしましょう。
寿命を縮めないために必要なこと
一番気をつけたいのは「人工透析」と「ステロイドの副作用」です。
それぞれについて見ていきましょう。
人工透析
例えば、ネフローゼが再発しているのにも関わらず放置し過ぎてしまうと、腎機能が停止して人工透析を余儀なくされてしまう可能性があります。
なので、再発を察知したらすぐに病院。
これだけは肝に命じておいてください。
再発自体は仕方ないことですし、すぐに対応すればまず命に関わることはありませんので安心してください。
僕の場合は常に自分の尿の泡立ちをチェックするようにしています。
たまに単発で泡立つときもありますので、3日ほど強い泡立ちが続いたら再発を疑いましょう。
早めに察知することで治療開始のプレドニンの量が少なめになることもありますからね。
ステロイドの副作用
ネフローゼ経験者は分かると思いますが、この病気で一番厄介なのは薬の副作用です。
代表的な症状だと、
- ムーンフェイス(顔がお月さまのように丸くなる)
- 免疫力低下
- 糖尿病
- 緑内障
- 多毛症
- 野牛肩
- 骨粗しょう症
- 胃潰瘍(十二指腸潰瘍)
- 血栓症
- 精神不安定
- むくみ
などがあります。
このようにステロイドはまさに副作用のデパートのような存在です。
この中で実際に僕が経験した副作用は、
- 膝痛
- 十二指腸潰瘍
- ムーンフェイス
- 野牛肩
- 多毛症
などがあります。
特に十二指腸潰瘍の時は十二指腸に穴が空くまで我慢してしまったので、死ぬほどの激痛を伴いながら病院に運ばれました。
あの時は「もう俺死ぬんだな。あ、部屋片付けてないや、どうしよう」みたいなことを冷静に考えていました。
人間死ぬかもしれないと思ったときってそんなこと考えるんですね。笑
さて、そんなステロイドの副作用ですが、完全に防ぐことは難しいです。
ですが、副作用の出る確率を減らすことはできます。
有効なのは、シンプルですが、食事、睡眠、病気予防の3つです。
ここを乱さないことが副作用を減少させることに繋がっていきます。
ステロイドというは僕が使ってみた感触で言うと「血流を悪くする」というのが全ての副作用の元凶じゃないかと感じています。
血流が悪くなることで、免疫力が下がり、自己回復力も下がる。
結果として、骨が弱くなったり、病気になったりする。
だから血流を良くするということを意識して生活することが大事です。
僕の場合は特に食生活に気を配りました。
詳しくは下記の記事に書いているので、良かったら読んでみてください。
→ネフローゼ症候群の食事療法について!実体験で効果があった方法を公開します
まとめ
今回はネフローゼと寿命について僕なりの見解を書いてみました。
これは信じるか信じないかはあなた次第的な話になってしまいますが、僕のネフローゼの担当医はこんなことを言っていました。
「ネフローゼ患者はがんになりづらい印象がある」と。
僕も完全に信じているわけではありませんが、腎臓の専門医が言うとなんとなく希望が沸いてきます。
そもそもネフローゼは自分の免疫力が暴走して起こる病気だと僕は認識しているのですが(間違ってたらごめんなさい)、もしかしたら人よりも免疫力が強い証なのかもしれないと思うこともあります。
なので、僕はネフローゼは病気じゃなくて才能だと捉えるようにしています。
実際この病気になったおかげで、会社員としての生き方を良い意味で諦めて今では自由気ままに生活出来るようになりました。
もし、ネフローゼ患者の方で会社の仕事に不安を抱えている方は会社員以外の道も探してみることをオススメします。
僕の方でもパソコンを使ってできる仕事を教えたりしていますので、もし興味がある方は下の画像から詳細をご覧になってください。
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