「アドセンスの審査が全く通りません!」
僕のところにはそんな問い合わせがかなり多く寄せられます。
アドセンス審査に関する記事は星の数ほどありますが、
正直そのほとんどが他のサイトを見てそれを写しただけのような内容が多いような気がします。
なので、今回は実際に僕の体験から分かってきたリアルなアドセンス審査の基準について書いていきたいと思います。
目次
よく巷で言われている情報について
巷でよく言われている審査基準としては、
- 最低30記事以上
- 文字数1000文字以上
- 画像・動画は使わない
- 外部リンクは貼らない
- アフィリリンクは貼らない
などがあります。
僕も新しいアドセンス審査のデータがあまり取れていなかったので、少し前まではそれらを参考にさせてもらっていました。
しかし、実際にはこれらの条件を満たした上で審査を出してもらっても通らないという現象が多発しました。
なので僕はこれまでの審査基準を一度全て見直してみることにしました。
そしてある仮説を立てた上で審査に出してみたところ、見事一発で審査に合格したので、その中で分かったことをまるっとお伝えしていきたいと思います。
アドセンス審査の基準は微妙に変わり続けている
まず前提として知っておいてもらいたいのが、アドセンスの審査基準は日々変わり続けているということです。
2016年の6月頃から一気に厳しくなったと言われているアドセンス審査ですが、実はその後も少しずつ審査の基準というのは移り変わっているように思います。
例えば、夏頃は一次審査に申請したら合否が送られてくるまでに1週間ぐらいかかっていました。
しかし最近では一次審査に申請すると数時間で合否のメールが送られてきます。
このことからもアドセンス審査の方法というのは微妙に移り変わり続けているということが分かります。
ですが、ほとんどのサイトで書かれている審査突破のノウハウは古い情報のままだったりします。
なので、この記事ではなるべく新しい情報が出たら常に追記・修正をしていくことを心がけたいと思っています。
古い情報を信じて審査落ちしてたら大切な時間を無駄にしてしまいますからね。
まずはそれらを踏まえた上で記事を読み進めていってください。
ブログのジャンルはどうすればいい?
まず最初はここで迷うと思います。
ごちゃまぜ系にするか、はたまたジャンルを絞って特化型にするのか。
現時点の僕のデータで言えば特化型(専門的なブログ)の方が通りやすい印象です。
少ない記事数で通したいと思うのであれば、より専門性の高いブログにしましょう。
ただ、ごちゃまぜ系のブログでも通ると言えば通るのですが、僕が見ている感じではごちゃまぜだと結構記事数が無いと通らない印象があります。(40記事以上書いて通ったブログは確認しています)
もしごちゃまぜ系のブログで審査を受けたい場合は、審査を通すまでは1つのカテゴリーについて専門的に書いていくと通りやすいかと思います。
実際に僕が審査に出して合格したブログのデータ
- 記事数:10記事
- ジャンル:1人の芸能人に特化したブログ
- 文字数:1記事約1800文字
- 画像:芸能人の画像を使用
- 動画:公式以外の動画も使用
- 1日辺りのアクセス数:20〜30PV
- 運営期間:約6ヶ月(最初の1ヶ月で10記事ほど入れてそれ以降は放置)
- 管理人プロフィール:無し
- グローバルメニュー:あり
- カテゴリー分け:あり
- ヘッダー画像:なし
- 外部リンク:なし
- アフィリリンク:なし
こちらが僕が実際に審査に通したブログの主要なデータになります。
巷で言われている基準とは明らかに違いますが、するりと一発合格しました。
以下にそれぞれの見解を書いていきたいと思います。
ポイント別の見解
記事数
結論から言うと30記事も必要ありません。
実際に僕のブログが10記事で通ったので、絶対に記事数が必要というわけではなさそうです。
1記事あたりの文字数
審査に通っているブログを見る限りでは、文字数は長い方が通りやすい印象があります。
しかし、Googleから何文字以上という明確なお知らせは出ていませんので、何文字以上という定義の仕方はあまり意味がないような気もします。
大事なのはユーザーが満足するコンテンツであるかどうかです。
で、ユーザーが満足するコンテンツというのは自然と文字数が多い傾向にあります。
なので、必然的に文字数は多い方が通りやすいということだと思います。
”何文字以上”という意識よりも”ユーザーが満足するライン”を意識して書けば自然と文字数は適切なものになるんじゃないかと思います。
僕が10記事で通したブログで言えば、全ての記事を1800文字以上で書いていました。
画像
僕が通したサイトではバリバリ使っていました。
しかも著作権無視の芸能人の画像で。笑
ただし、僕はあくまで実験のためにやっただけなので、著作権違反の画像は引用でも基本使わないようにしてください。
自分で撮影した画像などであればガンガン載せていくとよいですね。
動画
こちらも考え方は画像と同じです。
貼ったからといって審査には影響ないようです。
(こちらも著作権違反の動画貼りました笑)
外部リンク
僕は貼っていませんでしたが、貼っているブログで審査通過を確認しているので、現在の審査には影響なさそうです。
むやみに貼る必要はありませんが、ユーザーにとって必要なところには適度に貼るぐらいなら問題ないかと思います。
アフィリリンク
こちらは絶対ダメだと思われるかもしれませんが、実際には貼ってても通っているブログを確認しているので、おそらく大丈夫です。
ただし、広告主の立場で考えると、アフィリリンクが多いのはあまり好ましいことではないので、できれば審査通過までは貼らない方が無難じゃないかとも思います。
運営期間
僕のサイトは運営期間6ヶ月ほどだったので、あまり参考にならないのですが、僕のコンサル生の1人は1ヶ月ほどの運営期間で一次審査に通過しているので、少なくとも1ヶ月あれば十分かと思います。(現在二次審査を通している最中です)
アクセス数
個人的にはアクセス数はかなり重要だと考えています。
なぜなら、
最近のGoogleはアドセンス審査を目視ではなく自動システムで行っている雰囲気があります。
そう考えたときに、アクセス数というのは合否を振り分ける指標のひとつとして見られている可能性が高いです。
実際に僕が見る限りでも、アクセスが全く集まっていないサイトはほぼ一次審査で落ちています。
じゃあどのぐらいのアクセス数が必要なのかというと、1日30PVぐらいあれば十分かと思います。
お問い合わせページの有無
「お問い合わせ」がないサイトで申請したことがないので、審査に絶対に必要かどうかは分かりませんが、ユーザビリティ面を考えたときに、お問い合わせページが無いサイトというのは非常に不便です。
なので、審査に通る通らないに関わらず「お問い合わせページ」は必ず設置しておくことをオススメします。
カテゴリー分け
ブログのカテゴリー分けに関しても、ユーザビリティを考えたらやった方がよいです。
なのでこれも審査に関わらずやりましょう。
グローバルメニューの有無
こちらも同様です。
審査に関わらず設置しましょう。
ヘッダー画像の有無
アドセンス審査にはヘッダー画像が必要と書かれているサイトも多く見かけますが、なくても通っている事例は沢山ありますので、審査には全く関係ないと思われます。
管理人プロフィール
こちらも必ずしも必要ではなさそうです。実際に僕のブログはなくても通りました。
おそらくGoogleからすれば、ユーザーの役に立つブログであれば良いという価値観なので、プロフィールはそこまで重要視していないのかもしれません。
ただ、Googleは専門家のサイトが大好きなので、自分の得意分野でブログを作っていく場合には、プロフィールも書いておくと良いのではないかと思います。
個人的な考察
僕が改めてアドセンス審査を研究して感じたのは、
「ユーザーにとっての価値」という部分がやはり大きなポイントなんじゃないかなということです。
で、ここからは僕の勝手な推測なのですが、2016年の秋ぐらいまではGoogleは全部のサイトを目視で確認していたんじゃないかと予想しています。(一次審査に1週間以上かかることもあったことから)
でもずっと目視は大変なので、冬頃から何かしらの基準を設けてシステム化したのではないかと考えられます。(最近では一次審査は数時間で返答が返っくるため)
で、現時点で僕が思うGoogleの設定基準というのは、
専門性とアクセス数ではないかと考えています。
なぜなら、
実際にそういったサイトが楽々と審査を突破していますし、専門的でかつアクセスのあるサイトであれば、ユーザーにとって価値のあるサイトである可能性が高いからです。
それならGoogleがいかにも設定しそうな基準じゃないでしょうか。笑
特にアクセス数ですね。
Googleはアルゴリズムをどんどん進化させているので、
『上位表示=質の高いサイト』という方程式をより強固にしてきています。
なので、単純に上位表示してアクセス数の集まっているサイトを「ユーザーにとって価値あるサイト」とみなしても不思議ではありません。
なので、もしかしたらアクセス数さえあれば専門性もそこまでいらない可能性もあります。
ただ、この部分はまだまだ仮説の域を出ませんので、確実に審査を通したいのであれば、
『専門的である程度アクセスが集まるブログを作ればいい』
というのが現時点での僕の答えになります。
Googleと著作権についての考察
アドセンス審査に関して著作権問題も非常にデリケートに言われているので、こちらも僕の考えを述べておきたいと思います。
結論から言って、
『Googleは著作権にはそこまで口出ししない』
というのが僕の考えです。
というのも、著作権というのは非常に曖昧でグレーな部分だからです。
例えば、画像検索でなにかしら景色の画像を勝手に引っ張ってきてブログに貼ったとしましょう。
で、実はそれはプロのカメラマンが撮った画像だったとします。
でもそれを著作権違反と判断するのって難しくないですか?
もちろん有料素材のように、画像にロゴが入っていればすぐに分かるかもしれませんが、そうでもなければ著作権の有り無しを見分けるのはかなり難しいです。
もしGoogleがそこまで管理しようとしたら、おそらくものすごいコストがかかります。
そう考えたときに、Google自体が著作権に関してうるさく言ってくることは考えづらいんじゃないかと思います。
さらに言えば、Google自体が「画像検索」で著作権無視の画像を表示させまくっているのですから、そこに対して強気な取り締まりが出来るのかというところも疑問です。
実際に去年炎上して閉鎖になったウェルクというサイトも画像引用しまくりでしたが、Google自体は高く評価していたわけですからね。
そういったことから、Googleの評価と著作権問題は切り離して考えた方がよいのではないかというのが僕の考えです。
まとめ
今回はアドセンス審査に関してよりリアルな情報をお届けしました。審査でつまづいているという方にとって少しでもお役に立てれば幸いです。
ただし、アドセンス審査の状況は日々少しずつ変化していくものだと思うので、また新しい情報が入ったら何度でも追記・修正していきたいと思います。
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