『多動力』を読んだ感想レビュー。「多動」とはどういうことなのか?

こんにちは、ぐっきんです。

今日は堀江貴文さんの「多動力」を読んだので感想をレビューしていきたいと思います。

『多動力』を一言でまとめると

まず、読んでない人のために、「多動力」がどのような本なのかを一言でまとめると、

『ワクワクすることにどんどんハマって武器にしていけ』

ということじゃないかと思います。

堀江さんの本は僕も過去に何冊か読んでいますが、言ってる内容はほぼ一緒です。笑

  • ワクワクすることで人生を埋めつくせ
  • とにかくノリでまずはやってみよう
  • 何かに夢中になってとことんハマれ
  • 無駄な時間はバッサリ削れ

概ねこんな感じです。

すごくシンプルなんですよね。

で、その根幹にあるのは、「今を楽しむため」ってことです。

堀江さんといえば実業家として有名なので、どうしても夢や目標に向かって生きてる人というイメージがあるかもしれませんが、実は堀江さんは夢や目標というものには全く興味がないと本の中で語っています。

まずは堀江貴文さんという人がそういう価値観を持ってる人物だということを理解しておくと、この本の内容がよりスッと入ってくるかと思います。

多動力の定義

この本のタイトルでもある『多動力』という言葉。

この言葉の定義は、

いくつもの異なることを同時にこなす力

という風に書かれています。

僕が本を読む前に『多動力』という言葉に対して持っていたイメージは、「とにかく行動しろ」みたいな感じでした。笑

「まずはやってみようぜ!」的なマインド論かと思っていたんですね。

でも、実際は少し違いました。

堀江さんの言う多動というのは、「色々なことに興味を持ってハマること」を指していました。

何かにハマって夢中になれば、自然とその分野に対する理解度やスキルが上がります。

そういうのをどんどん増やしていけってことですね。

そうすると、それらがどんどん組み合わさって唯一無二の存在になれる。そういった主張です。

堀江さんが良くないと思っているのは、「ひとつのことだけを集中してやり続けるという価値観」だと言います。

ひとつを極めてイチローみたいになれる人はいいかもしれないけど、そんな人ほとんどいないでしょ?ってことです。

でも、ここで解釈を間違えてはいけないは、堀江さんは浅く広くなんでもやれと言ってるわけではないということです。

ひとつの分野で80点ぐらい取れる知識が身についたら次のことにハマる。そんな感じです。

「80点」というのがまた絶妙なラインです。

適当にやってたら取れない点数だけど、ある程度真剣に取り組んだら誰でも到達できるレベルの難易度なんですよね。

でも、ほとんどの人は80点まできたら今度は100点を目指して努力していく。堀江さんはここがすごく効率悪いと言うわけです。

「0点から80点」と「80点から100点」。

どちらが難しいのかと言えば明らかに「80点から100点」です。

しかもその分野で絶対に成功できる保証もない。

なら、いっそのこと80点でひとつ分野の勉強は終わりにして、また違う分野で80点目指そうぜ!で、3つぐらいの分野で80点取れるようになったら、それらの組み合わせで自分独自の価値を生み出していけばいいじゃん!

というのが『多動力』という言葉の目指すところだと感じました。

何にハマればいいのか?

多動力で色々なことにハマればいいといのは分かったけど、一体何にハマればいいんだよ〜という人も多いと思います。

これに対して堀江さんとは「自分がワクワクすることをやれ」という一貫した主張があります。

理由は単純で、ワクワクしないことにはハマれないからです。

これは僕もめちゃくちゃ共感できます。

例えば、僕は昔ユーキャンで美文字の教材を買ったことがあるのですが、完全に三日坊主で投げ出してしまいました。

今思えば続かなかった理由は、全くワクワクしていなかったからです。

社会人として字うまくなっておかなきゃな。ぐらいにしか思ってなかったので全然ハマれませんでした。

「やらなきゃいけない」って思った時点であんまりハマれませんね。先に「やりたい」という気持ちが必要なんだと思います。

逆に僕の場合、麻雀とかはめっちゃハマりました。

あれこそ時間を忘れて朝まで熱中してやってましたからね。どうやったらもっと上手くなれるのかを研究するのも全く苦じゃありませんでした。

ハマるって多分そういうことだろうなと思います。

だからシンプルに心の底から「やりたい」と思えることを選ぶのが重要なんじゃないかと思います。

自分がワクワクするのであれば、それは「ゲーム」だっていいし「金儲け」だってなんだっていいんじゃないでしょうか。

自分の時間を取り戻せ

堀江さんの本の中でよく言われるのが「無駄な時間をとにかく削れ」ということです。

例えば、「電話をかけてくるような奴とは付き合うな」とか、結構刺激的なことも書かれていますが、結局一番大事なのは「自分の時間を生きる」ということなんだと思います。

僕の中でグッときたのが以下の一文。

「他人の時間」を生きるのは自分の人生に対して失礼ではないだろうか。

まったくその通りだなと思いました。

僕も昔ほどではありませんが、他人に合わせて自分の時間を削ってしまうことが多々あります。

でも、それは確かに自分の人生に対して失礼なんですよね。

これは「嫌われる勇気」にも通じるところがありますが、嫌われることを恐れずにまずは自分の人生を大事にしなきゃと改めて感じさせられました。

完璧よりも完了を重視

「遅い完璧主義よりも速い完了主義者」

僕はこの本の中でここが一番刺さりました。

僕もよく完璧を追い求めてしまい、行動が遅くなってしまうことがあります。

でも、どうせ完璧なものなんてないんだし、そのときの全力でとにかく完了させる。これはホント大事だなーと思いました。

「クオリティを下げたくないので」と言って締切りを引き伸ばすのは、やはり言い訳でしかないんだなと痛感しましたね。

その時出せるものをポンポン出していく。それは肝に命じていきたいと思いました。

なので、最近はポンポンブログを更新するようにしています。笑

今を楽しむことだけが全て

僕が堀江さんの一番好きなところは目的主義じゃないところです。

例えば、今期は売上1億を目指して仕事するぞーみたいな感じではないんです。

「これやったら面白そうじゃない?」ということを実現させるために今何をするべきかを考える。

だから将来的に資産になるかどうかとか、そんなこと考えてないんです。

今、楽しいと思うことを真剣にやってこうぜ!みたいなノリですね。

だから将来的にはハワイに別荘を買ってのんびり暮らすーみたいな価値観はないそうです。

ずっと楽しいことをやり続けて死んでいきたい。

多分堀江さんってそんな人なんだと思います。

僕の好きなBUMP OF CHICKENというバンドのボーカルの藤原さんも似たような価値観を持っています。

例えば「RAY」という曲にこんな歌詞があります。

◯✕△どれかなんて、皆と比べてどうかなんて

確かめる間もないほど生きるのは最高だ

「正しいかどうかなんて確かめてる暇があったらさ、自分が今楽しいと思うことを片っ端からやってみようぜ!人生なんてそれで最高じゃん!」

そんな風に思わせてくれます。

僕の中では『多動力』もまさにそんなメッセージが込められているように感じました。

最後に

今回は堀江貴文さんの『多動力』という本を読んだ感想を勝手気ままにレビューさせていただきました。

個人的には「完璧よりも完了」という言葉が一番の気づきでした。

堀江貴文さんの本はほとんど同じことを言ってるハズなのでに、読む度に新しい気づきがあるから不思議です。

これから読もうと思っている人、もしくはすでに読んだという人にとって、何か参考になることがひとつでもあれば嬉しく思います。

PS.

多動力が好きな人はDaigoさんの『「好き」を「お金」に変える心理学』もオススメです。

そちらもレビューを書いているのでよかったらどうぞ。

【書評】「好き」を「お金」にかえる心理学の感想レビュー/メンタリストDaiGo

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