ベネフィットという言葉はよく聞きますが、
正直あんまり意味分からないという方も多いのではないでしょうか?
今回はそんなベネフィットについて解説していきます。
ベネフィットとは?
ベネフィットというのは、
一般的には「広い意味での利益」と言われています。
しかし、それだとさすがに分かりづらいですよね。
ベネフィットを分かりやすく言い換えると、
『鮮明に想起される理想の未来』です。
頭の中に映像として鮮明にイメージできる理想の未来、
それがベネフィットです。
4つの利益
先ほど広い意味での利益と言いましたが、
利益には4つの段階があります。
利点…その機能にはどんな利点があるのか
動機…その利点は何を満たしてくれるのか
利益…それらから想起される素晴らしい未来
ベネフィットは、
本質的にはこれら全てを含んだものとなります。
当然この中で一番人の感情を刺激するのが、
4つ目の「利益」の部分です。
なのでコピーライティングでは、
この「利益」の部分を指してベネフィットと言っているのです。
そういった全体像を理解した上で使うことによって、
より効果的にベネフィットを文章に組み込めるようになります。
具体例
具体例が無いとちょっと分かりづらいと思うので、
ひとつ例を挙げてみたいと思います。
今回は「ファミリーカー」を例にしてみましょう。
利点…沢山の人が乗れる、経済的、疲れない、迷わない、退屈しない
動機…家族全員が乗れて、長距離運転しても疲れない
利益…家族と一緒に、楽しく快適に旅行に行く未来
ファミリーカーを買う際のベネフィットは
大体このような感じになると思います。
正直スペックとかいくら語られても、
ほとんどの人は感情なんて動きませんよね。
でも、
「家族と一緒にあんなところやこんなところにも快適にお出かけできますよ!」
と言われると、その光景を絶対に想像してしまいますよね。
上手なセールスマンは商品の機能はそこそこに、
このベネフィットをガンガン押してきます。
そして気づいたら契約書にサインをしてしまうわけです。
それほどベネフィットは強力なのです。
自分がセールスを受けている時も、
セールスマンがどんなベネフィットを提示してくるのかを、
観察してみると面白いです。
僕の経験上、ウエディングプランナーさんとかは、
ベネフィットのゴリ押し半端じゃないです。笑
まとめ
ベネフィットはコピーには欠かせないのですが、
あまりそればっかり言っていてもウザいと思われます。
特にすでに信頼関係が構築されている場合は、
ベネフィットでゴリ押ししなくても普通に買ってくれます。
なので使いどころは間違えないようにしましょう。
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