こんにちは、ぐっきんです。
Googleアドセンスと言えば、クリックしてもらうだけで広告収入が発生するという初心者にもやさしい広告サービスです。
そんなGoogleアドセンスですが、これまでは「1ページに3枚まで」という明確なルールが決められていました。
しかし、8月中旬に入って、そのルールが撤廃になったようです。
詳しい情報はこちらの記事で確認してみてください。(外部サイトに飛びます)
⇒アドセンスの広告設置数の上限撤廃!4つ以上設置で注意すべき点
今回の記事では、このルール変更を受けてアドセンスを収益元の1つとしている人達がこれからどういう行動指針で活動するべきなのかを改めて考えてみたいと思います。
変更点ザックリまとめ
上の記事を読んでもらったことを前提に、
今回Googleが変更した点というのをザックリまとめてみます。
まず1つが、『Googleのプログラムポリシーの中から広告の上限枚数についての記述が消えた』ということ。
これまでは、
- コンテンツ向け AdSense ユニットは 3 つまで
- リンクユニットは 3 つまで
- 検索ボックスは 2 つまで
という表記が確実にされていました。
そして2つ目が、代わりに以下の記述が追加されたことです。
価値の高い広告枠
広告や有料の宣伝用資料は、配信するページのコンテンツよりも多くなってはならないものとします。また、コンテンツは、ページを訪れるユーザーの関心に合った、価値ある情報を提供するものでなければなりません。そのため、ユーザーにとって価値がほとんどないページでの広告配信と広告の過度な表示は、修正が行われるまで制限または無効にされる場合があります。
許可されないページの例を次に示しますが、これらに限定されません。
- 第三者が提供するコンテンツに付加価値を付けずに、コンテンツをミラーリング、フレーム処理、スクレイピング、リライトしたページ
- サイト運営者様が提供したコンテンツよりも、広告の方が多いページ
- 手動によるレビューやキュレーションなしで、自動生成されるコンテンツのページ
- 広告配信専用ページ、コンテンツのないページ
- ウェブマスター向けの品質に関するガイドラインに準拠していないページ
この2点が今回の主な変更点です。
ルールの抽象度が上がった
今回の記述の変更はパッと見るとルールが緩くなったかのように感じられるかもしれませんが、
ハッキリ言ってその逆だと思った方が懸命です。
これまで「広告は1ページに3枚が上限ですよー」と言われてきたわけですが、
逆に言えばどんなコンテンツでも3枚は広告を貼ることが許されていたということです。
極端に言えば例え500文字ぐらいしかない記事でも広告を3枚貼れたわけです。
それはある意味ではGoogleから多目に見てもらっていたという捉え方もできます。
しかしこれからはそうはいきません。
このルール変更を見た時、僕はGoogleがこう言ったように感じました。
「空気読んでよね。もう分かるでしょ?」と。
ここ最近Googleのアドセンス広告に対する厳しさはどんどん増してきています。
アドセンスアカウント取得の為の一次審査も2016年の6月頃から鬼のような厳しさに様変わりしました。
でもそれはGoogleがユーザーや広告主にとってより良い方向に進んでいる結果だと僕は感じています。
広告を貼る側だけの都合だけ言えば「厳しい」と感じるかもしれませんが、
広告を出す側になってみればそれは喜ばしいことです。
しょうもないページから間違って広告をクリックしてきたお客さんがいくら来たって嬉しくないですからね。
どうせならちゃんと広告と関連がある良い記事から飛んできてくれたユーザーの方が広告主も成約率が上がって嬉しいんです。
Googleからすればそれをずっと言ってきてるわけだから、
「そろそろこっちで枚数なんて指定しなくても自分たちで考えてよね」ってことだと思います。
だからこそあえてルールを抽象的にしたんじゃないかと思います。
そういったことを踏まえつつ今後どうしていけば良いのかを考えてみましょう。
今後の広告枚数の目安は?
自分たちで広告の枚数を決めなければならないとなると、
何か目安になるものがほしいと思いますよね。
これに関しては色々な意見がありそうですが、
僕としては一番分かりやすいのが『文字数』かなと考えています。
もちろん「良質なコンテンツ=文字数が多い記事」とはなりません。
でもどうしたって500文字の記事に広告3枚は厳しいような気がします。
これは単純に見た目の問題ですね。
もしあなたが、500文字の記事(仮にすごく知りたい情報がギュっと詰まっていたとして)の中に広告が3枚もあったらどう思いますか?
僕は正直ちょっと邪魔だなって思います。
だからこれはアウトにされる可能性があるんじゃないかなと考えられます。
じゃあどのくらいの文字数ならOKということになりますが、
個人的には少なくとも500文字あたりで1枚ぐらいが無難なラインかなと考えています。
ただ、これはあくまで今現状僕が感覚的に感じているラインだということをご了承ください。
今後もっと明確な指標が生まれれば追ってお知らせします。
ちなみにアドセンスとは別の広告、
例えば楽天やAmazon、その他ASPの広告なども同じ枠内で考えた方が無難だと思います。
本来アドセンス3枚ぐらい貼っても良さそうな記事に楽天の広告を1枚貼るとするならば、
アドセンスは2枚に抑えるなどの我慢は必要になってくると思います。
要はコンテンツと広告のバランスを考える必要があるということです。
でもそうすることによって、
本当にユーザーにとって意味のある広告しか貼らなくなるので、
それはそれで僕らの感覚も研ぎ澄まされていくんじゃないかななんて思ったり(笑)
いずれにしてもそういった本気のユーザビリティーが求められてくることは間違いありません。
今回の規約変更は追い風なのか?
Googleアドセンスの審査が厳しくなったこともそうですが、
Googleがどんどん規約を厳しくしていることは真っ当にサイトを運営している人にとっては完全な追い風にしかなりません。
適当にやっている人達はどんどん淘汰されていくわけですからね。
なので、大事なのは小手先のテクニックだけを学ぶことじゃなくて、
本気でいいコンテンツを作れる実力を身につけるということです。
僕はインターネットビジネスで稼いでいくことを推奨していますが、
楽に稼げるものだとは全く思っていません。
むしろ、ちゃんとした実力を身につける為には
それなりに苦しい実践も必要になるというのが本音です。
でもそれを乗り越えた先には、
会社員としては得難い気持ちよさがあるのも確かです。
だからこそ焦らず自分の実力を磨いていくようにしてください。
今後の行動指針
今後というよりはこれまでもずっとそうだったのですが、
僕らはGoogleの検索エンジンを通してビジネスをさせてもらっているようなものなので、
僕らの行動指針というのはGoogleの行動理念と共にあると思って良いです。
Googleの創設者の一人であるラリー・ペイジはこのように語っています。
「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致するものを返すエンジンである。」
つまりこれがGoogleの検索エンジンに対する行動理念です。
これ以上でも以下でもありません。
色々な声に惑わされずにここだけを見据えてコンテンツを作っていけば、
いずれライバルはいなくなり結果もついてくるようになります。
なのでラリー・ペイジのこの言葉はずっと頭の片隅にしまっておくといいですね。
その他にもGoogleが掲げる10ヶ条があるので、
こちらにも目を通しておくことをオススメします。
まとめ
簡単にまとめます。
- Googleアドセンスが4つ以上貼れるようになった
- ただし、コンテンツのボリュームによって適切な枚数は変わる
- 今後は自分たちで適切な枚数を判断しなければならない
- 一番分かりやすい指標は文字数
- 個人的には現状最低500文字に1枚が妥当と思っている
- 今回の規約変更はちゃんとやってれば追い風
- Googleの行動理念をしっかり理解することが大事
ただし、当たり前のことですが文字数だけを追いかけないようにしてください。
ユーザーに対して思いやりのある記事を書いたら自然と文字数はついてくるというだけの話です。
この記事も簡単に速報を書くつもりでしたが引用部分を抜いても3000文字ぐらいになってしまいました。(広告6枚ぐらい貼ってもいいのかな?笑)
いずれにしてもユーザーにとって良質なコンテンツを作るという気持ちで記事を書いている人にとっては、
今回の規約変更は単純に貼れる枚数が増えたという朗報になるであろうことは確かです。
それでは今日はこの辺で。
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