最近SEKAI NO OWARIの人気すごいですよね。
僕自身も好きでよく聞いていますが、なぜこれだけ売れたのでしょうか?
曲がいいというだけでは片付けられないその理由について、
今回はビジネス視点を含めつつ見ていきたいと思います。
セカオワが人気の理由は?
僕が思うセカオワの売れている理由は主に、
・共感性の強い歌詞(現代人に合っている)
・バンドコンセプトの一貫性
の2つだと思っています。
とりあえず順に見ていってみましょう。
共感性の強い歌詞
まずはなんと言ってもこちらです。
共感性が高い、言い換えれば依存性が高いとも言えるかもしれません。
セカオワの深瀬くんは僕と同い年ということもあり親近感があるのですが、
それ以上に歌詞が時代の空気に合っているということを感じますね。
セカオワの歌詞のテーマは実は結構重いです。
生死や戦争などについて歌われる曲も非常に多いです。
しかし、それらは現代の、時に若い人が考えてしまうテーマが非常に多いです。
現代の若者はすでに戦争が悪いことだということは百も承知です。
セカオワはそんな若者の想いを代弁しているかのように聞こえます。
悪魔と天使という曲ではこんなフレーズがあります。
「悪魔と天使の世界でこちらが正しいとか、
あちらが間違ってるとか分からないんだ」
まさにこれなんです。
正しさってものが人それぞれだってことはだんだん分かってきているんです。
正義と正義がぶつかって戦争になるなんてことも分かっているんです。
でもだとしたら僕たちはどうしたらいいのでしょうか?
水戸黄門のように勧善懲悪の世界が確立しているならば
迷う必要はありません。
しかし現代の若者が思うであろう疑問の一つに、
「不満はあるけど本当の悪はどこにあるの?」
というものがあると思います。
深瀬くんはこの疑問に対して、
「戦うべき悪は自分の中にあるんだと、
世界のせいにしちゃダメだと、僕はそう思ったんだ」
と明言しました。
この曲一番のメッセージですね。
これはまさに7つの習慣でも語られている、
『インサイドアウト』という原理原則です。
つまり他人を変えることは難しいが、
自分を変えることは簡単だということですね。
他人に影響を与えたかったら、
まずは自分に影響を与えろってことです。
つまりは世界を変える=自分を変えるという定義です。
この考え方は昔はあまり定着していなかったと思いますが、
現代の若い人には少しづつ根付いてきている考え方ではないでしょうか?
セカオワのようなアーティストが現れたのも時代性なのかもしれません。
さらに、
「賛成と反対の間に答えが生まれればいい
正しさを主張するだけが答えじゃないんだ」
という部分があります。
これはすごく良く分かりますよね。
ビジネスでも反対意見ってすごく大事なんですよね。
反対意見が出た時っていうのはそ、
のアイディアを大きくブラッシュアップさせるチャンスでもあります。
ちなみにドラッカーは何か新しい企画を始める時に
反対意見が何も出てこなければ不採用にするそうです。
賛成と反対の間にはもっと優れた第3案が隠れていると
ドラッカーは信じて疑わなかったそうです。
そして天使と悪魔の最後では、
「否定を否定するという僕の最大の矛盾は
僕の心すべてデタラメってことになんのかな?」
と締めくくっています。
この何かと葛藤しているようなモヤモヤ感は、
どこまでも考えさせられますよね。
最後に粋な謎解きを置いて行かれたという感じでしょうか。
そんな感じで現代人に対して共感性の強い歌詞というのが、
一つ目の人気の理由だと思っています。
バンドコンセプトの一貫性
これもすごいですよね。
セカオワのもうひとつの凄さ、
それは間違いなく『独自の世界観』です。
あの衣装の統一感や、
ファンタジー性を全面に出した世界観は
ハッキリ言って最強です。
あれが若者に受けないわけがありません。笑
若者は基本的にファンタジーの世界に憧れます。
それは一種の現実逃避みたいなものでもあり、
麻薬みたいなものでもあります。
実際にファンタジーな世界を全面に押し出してからの
セカオワの売れ方は異常です。
それだけこういったバンドが待たれていたということでしょう。
ちなみにライブの一貫性も半端じゃないです。
しかもこれらは全部彼らが自分たちで
セルフプロデュースしているというのだから驚きです。
でもかれら自身が手がけているからこそ、
あれだけ明確な世界観が確立されているのでしょうね。
ビジネスにおいても一貫性は大切です。
昨日まで、商品の質を第一で行きましょうと言っていたのに、
次の日には量を作ることも優先させていきましょうってなると、
実際には何が一番大事なのかが分からなくなってきますよね。
セカオワはちゃんと自分達のターゲットを理解して、
その為に出来ることを一貫してやっているので、
マーケティングとしても非常にうまくいっているのかなと思います。
まとめ
今回はセカオワの人気の理由について、
僕の考察を書かせて頂きました。
もっといいとこあるよ!という方は是非コメント下さい(^^)
でも先ほども書いたようにセカオワは、
自分がメッセージを伝えるべきターゲットをしっかり理解しています。
やはり濃いのは10代〜20代前半あたりでしょう。
正直30代以上にはそこまでは響かないかもしれません。
多分大人には甘っちょろく聴こえると思うんですよね。
「世界平和とか本気で言ってんの?」
という感じで、スレた大人は平気でバカにしますからね。
でもそういう行動を本気でしている人というのは、とても魅力的ですよね。
少なくとも僕はそう思っています。
ジョン・レノンもそうでしたが、
本気で変えたいという思いが何かを動かす瞬間って絶対ありますからね。
実際に僕自身もそうしたモヤモヤを抱えながら生きてきた人間なので、
すごいよく分かるんですよね。
その中で自分も何かしたいなって思った時に、
今やっている情報発信の仕事に出会いました。
僕はもともと自由に生きていきたいという願望も強かったですし、
人に何かを伝えたいという気持ちも強くありました。
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