こんにちは、ぐっきんです。
これを読んでいる方はおそらく理念やビジョンという言葉は良く耳にしているかと思います。
でも実際にどういう風に機能しているのかまではよく理解していないという方も多いのではなでしょうか?
なので今回はソフトバンクの孫さんを例にして、それらの重要性について考えていきたいと思います。
まずは理念から出発する
まずは、こちらの図を見て下さい。
一番上が理念になっています。
ソフトバンクではこのようなイメージで経営方針を決めています。
つまり、一番上にある理念を実現するために、「ビジョン」や「戦略」を組み立てているといった感じです。
では理念とは何なのか?
これは”使命”と言い換えてもいいかもしれません。
理念を決める際に必要なのは、
「我々は何のために事業をしているのか?」
という問いです。
この問いの答えは魅力的であり、かつシンプルでなければなりません。
ソフトバンクの理念がこちらです。
『情報革命で人々を幸せに』
本当にお手本のような理念ですよね。
しかもシンプルで誰が見ても一発で何を目指しているのかが分かる理念です。
よく日本一を目指すみたいな理念があったりもしますが、それだと結局世の中に何をもたらしてくれるのかは分かりませんよね。
理念というのは「他者に何をもたらせるか?」と言い換えてもいいかもしれないですね。
大きなビジネスをするのであれば、まずはこれを一番最初に考える必要があります。
理念からビジョンを導き出す
孫さんは、「情報革命で人々を幸せに」という理念を決めた後に、「じゃあ人々にとっての幸せってなんだろう?」というのを考えたそうです。
その問いの答えを出すために孫さんは幸せの反対にある、「人々にとっての一番の不幸」について考えたそうです。
不幸について孫さんが独自で調査した結果、
2位 孤独
3位 絶望
ということが判明したそうです。
孫さんはその事実から、「孤独」や「身近な人の死」を減らすことができれば幸せな人が増えると考えました。
その中で生まれたビジョンが、
- 人工臓器の技術を発展させて人の寿命を延ばすこと
- 心を持ったロボットを作って孤独を減らすこと
です。
これらを実現するためには、ロボットや人工臓器などのIT技術をもっともっと進めていく必要があります。
だからソフトバンクは情報革命をより進めようとしているわけですね。
これだけ具体的なビジョンがあれば、働いている社員も何のために仕事をしているのかが明確になり、やりがいも生まれてきますよね。
ちなみに孫さんは寿命を延ばすために脳以外のすべてのパーツを人工物で補えるようにしたいそうです。
ちょっとSFちっくな話ではありますが、孫さんが語ると本当にそうなるんだろうな〜という気になるから不思議です。
ビジョンをどう実現させるかが戦略
戦略というのは、理念をもとに描いたビジョンをどう実現させるための作戦を考えるということです。
ビジョンだけではSFや漫画の話と大して変わりませんからね。
理念が目的地だとしたら、ビジョンは方角、戦略は道順といった感じでしょうか。
ちなみにソフトバンクの戦略は大きく分けて3つです。
- 世界で一番必要とされる企業にする
- 戦略的シナジーグループの構築
- 孫正義の後継者を育てる
それぞれ簡単に解説します。
世界で一番必要とされる企業にする
簡単に言えば、世界一儲かる会社にするということです。
「世界一儲かっている=世界一必要とされている」
孫さんはそんな風に考えているので、利益の面で世界一になることを戦略の1つとして取り入れています。
それに、資金が潤沢になれば開発もどんどん進めていけますからね。
戦略的シナジーグループの構築
ちょっと難しい言い回しですが、簡単に言うと、
それぞれが勝手にどんどん成長していくグループ企業にしていきたい
ということかと思います。
グループ企業ひとつひとつが単体でも十分活躍できる企業になり、それらが協力し合うことでさらに相乗効果を高めていくというイメージですね。
まさにスーパーロボット大戦みたいに主人公だらけの集団を作っていくという感じですね。
孫正義の後継者を育てる
孫さんはソフトバンクを300年生き残る企業にすることを目指しているので、絶対に避けて取れないのが後継者問題です。
孫さんの経営手腕に依存してしまうと、300年後まで生き残るのは難しいですからね。
そこで孫さんは2017年7月から『ソフトバンクアカデミア』という経営者を育てる学校を開校しています。
ソフトバンクグループ内だけでなく外からの生徒も募集しているので、本気で孫さんの後継者を目指したいという人は誰でも応募することができるようです。
その代わり入校審査はかなり厳しいことが予想されますけどねー。
まとめ
今回はソフトバンクを例に理念、ビジョン、戦略について書いてみました。
戦略より下に戦術、計画などの細かい話は沢山あります。ですが戦略を組み立てるまでのプロセスだけでもかなり参考になる部分はあるのではないでしょうか。
特に理念というのは、企業だけの話ではなく、個人レベルでも考えていくべきじゃないかと感じました。
とは言え、
「人生の目的は何か?」
なんて問いかけをしたところで、そう簡単に答えは出ませんけどね。笑
なのでまずは単純に、
「自分は何で人の役に立てるだろうか?」
という問いに変えてみるのも良いのではないかと思います。
そうすれば少しずつ自分のやりたいことや理念のようなものが見えてくるかもしれません。
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働く意味、理念は、他人(はた)楽にする為に働くので、自分のみが、楽になるためだけに、働いているのだと、とても寂しい。組織のなかで、明るく元気よく前向きに明日、未来に向かい次世代に、仕事と、メシの種になる、財産として、その組織のノウハウ伝達して、取引先からも応援してもらえる組織つくりに、日々頑張りたい。
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渡邉さんコメントありがといございます!
まさにその通りで、自分だけの為の仕事に対する努力というものはそう長くモチベーションが続かないように感じます。
僕自身も自分1人で完結してしまう仕事だったら正直続けられません。
シンプルにいって人に助けてもらう人生よりも助けることが出来る人生の方が楽しいと僕は思います。
これは慈愛の精神とかではなく、僕が楽しいか楽しくないかの話なんですけどね。笑
でもそういった気持ちが世の中を良くするのなら、それは本当に望ましいことだと思います^^